こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。
実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。
まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。
ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。
本日は第6回目。アメリカの病院で夫が受けた精液検査について紹介していきます。
持ち込みでもOK!アメリカでの精液検査

アメリカでの精液検査は、病院で採取することの他に、家で採取し提出することが許可されています。
夫は、日本の病院での精液採取に苦労した経験から、家での採取を迷わず選択。
病院に家での採取を伝えると、事前に容器を貰いにきてくださいとのこと。
病院に行くと、採取した精液をいれる容器と特別仕様のコンドームをもらいました。ちなみにコンドームは潤滑剤もない、ただのゴムです。したがって、装着が難しく、装着に手こずっている間に萎えてしまう代物のようです(笑)。
採取してから2時間以内に持ってくる必要があるとのことで、採取してからすぐに車にのって病院へ。
提出は容器に入れて、というのがお決まりのようですが、夫はコンドームをコンドームが入っていたジップロックのような袋にいれて、そのジップロックを容器に入れて提出。病院の窓口でそれを提出すると、「ジップロックを捨てて、コンドームを容器に入れ直せ!」との指示。幸い、提出窓口は他の人達からは見えにくい場所にあったので、その場で夫はそのいれかえ作業を公共の場でやったようです(笑)。
無事に提出がおわり、数日後には検査結果が、病院のWebサイトに表示されました。
アメリカ精液検査の検査項目は10項目

検査結果に表示されている項目は下記の通りでした。
Volume:精液量
Concentration:精子濃度
Percent Motile:運動率
Concentration Motile:運動精子濃度?
VSL(Progression):直線速度
VCL(Path Speed):曲線速度
LIN(Linearity):直進性(直線速度/曲線速度)
ALH(Lat Head Disp):頭部振幅
VAP(Vel Avg Path):精子進行方向性速度の平均値
Morphology:精子正常形態率
すべての検査結果に、標準値が横に記載されているので、自分の値が標準に対して良いか悪いかを簡単に比較することができます。
気になる夫の精液検査の結果ですが、量などには問題ないものの、運動率が低いとの診断。
これだけが不妊の原因とは言いづらいようですが、少しずつ可能性があるものを調べていって、生活習慣を変えたりしていくことが大切な様子でした。
そして、さっそく家に帰って調べたのは、どうやったら良質な精液にできるか。
こちらのサイトに詳しく紹介されていました。
精子に良くない生活習慣として書かれていたのがこちらの項目。
1. 精巣への血流が悪くなる生活習慣: 喫煙、高熱環境(サウナ、膝上のパソコン)、長時間の座位、ブリーフ、自転車競技など
http://101880-001.akibare.ne.jp/14496241808203
2. 男性ホルモン不足となる生活習慣:睡眠不足、運動不足
3. 生活習慣病:糖尿病、高血圧、肥満
4. 長い禁欲期間
夫に伝えて、一緒に生活習慣を変えていく参考にしようと思います。
え!アメリカ精液検査は536ドル!(保険なしの場合)

全体的に医療費がバカ高いアメリカですが、今回の精液検査は536ドル。
保険によるディスカウントがきいて240.13ドル。
保険会社が払ってくれた金額が210.13ドルとのことで、最終的に私達の自己負担額は30ドルでした。
保険がないと約6万円の金額がかかるようです。
日本の精液検査は確か数千円だったと記憶しているので、アメリカの保険を持っていない場合は、もし病院が許すのであれば、日本で精液検査を受けるのもありだと思いました。
注意:検査金額は保険会社のプランによるので、実際の金額は病院の窓口で確認していただければと思います。
まとめ|アメリカ精液検査で原因らしきものはわかるものの直接的な原因は不明のまま
アメリカでの精液検査の様子を紹介しました。
色々と多くの項目を調べてくれるので不妊の原因を探るのに便利である一方、その高額な医療費はなんとかならないものかと思います。
今まで、私や夫の検査を経てきましたが、結局不妊の原因はよくわからないというのが医者の見解。
特に異常はなさそうということがわかっただけでも安心ですが、自然妊娠に向けて何をすればいいのかわからない、だからタイミング法やらIVFで対応していくように一連の流れから理解しました。
こんな状態であれば、まずはタイミング法からという流れだと思いますが、アラフォーの私には時間がないとのことで、いきなり最終段階のIVF+ICSIをやることになりました。どうなることやら…。