不妊治療の体験談

#36 ついにこの日が!胚盤胞移植で母になった日

いよいよ、胚盤胞移植までたどり着くことができました。2019年11月に不妊治療のクリニックを訪問し、コロナによる中断などがあり、1年半かけてやっと移植までたどり着くことができました!

本記事では、超緊張した胚盤胞の移植について紹介していきます。

当日にイキナリ時間変更!

本日の午前11時30分が移植の時間。着床の窓を調べたERA検査で12時間後が丁度いいとのことだったので決まった移植の時間です。

しかし、さすがアメリカ。当日の午前9時頃に電話があり、15分早めに来てくださいと急な変更。

ちょっとビックリしました。移植の際には、膀胱に尿をためてから行かなければいけないので、2時間前にはいちど排尿するようにとの指示がありました。そして、9時30分頃にトイレへ。一旦、膀胱を空にしてから必死に水を飲み始めました。

週末の不妊治療クリニックの受付はガラガラ

そして約束の11時に到着。日曜日の病院は人もかなり少なくて快適!

ただ、待合室でも緊張によるドキドキが止まりません。その間も、どれくらい尿を貯めなければいけないかがわからず、必死に水を飲み続けます。

そして、いよいよ名前が呼ばれて移植専用の診察室へ。

診察室では、名前・生年月日・摂取している薬を聞かれました。

まずは膀胱に十分な尿が溜まっているかをチェックしますとのことでエコー検査。Good Job! と言われたので、十分な尿がたまっていたようです。第一関門突破。

りんりん

表現が難しいですが、トイレには行きたいけれど、我慢できるレベルまで貯めれば良いようです。トイレが我慢できないというぐらいまで貯めると、ため過ぎかも。

ついに、今日移植をしてくれる女医の先生が登場。一通りのプロセスを説明してくれて、書類へのサインを求められました。すると、女医さんが「今日は一人で来たの?」と質問。「いや、夫が外で待っています」と伝えると、今日は大事な日だから夫はこの部屋まで来ていいよとの許可。速攻で夫に電話するも…出ない。こんな大事なときに何をしているんだと焦りながら2回めの電話で夫につながり、夫も急遽、移植に立ち会うことができました。

りんりん

夫婦にとって大切な瞬間に夫も立ち会ってもらえてよかった!

そして、看護婦さんがどこかに電話。培養士さんがやってきました!名前と生年月日を伝えて再度の本人確認。今日は、前回の採卵で採取したベストな卵「5AA」の女の子を移植しますねと再度確認。

最初に先生がテストを実施。膣をひろげて、エコーを見ながら管をいれていきます。だいたいこの辺ねと確認したところで、培養士さんを再度コール。

培養士さんがスポイドのようなものをもって、裏のドアから現れました!そして先生がスポイドをうけとって、そのまま子宮内膜の中へ。エコーを見ていましたが、一瞬の出来事でした。自分の子宮のなかに、胚盤胞が入った瞬間、エコーにポッと白いものが写りました。

りんりん

それが私達の胚盤胞。感動!

先生も「You are incubating finally!」と何度も言って、私を泣かそうとしてきます(笑)

最後に先生から移植後の注意事項を聞いて、終わりました。時間にして30分弱の本当にあっという間の移植でした。日本の病院では、休んでいく場合もあるようですが、アメリカの病院はすぐに帰宅となりました。

移植後の注意事項

病院からは下記のことに注意するようにとの注意がありました。

  1. 仲良しや激しい運動禁止
  2. イブプロフェン系の鎮痛剤は禁止
  3. 入浴やサウナ禁止
  4. アルコール禁止
  5. カフェインはコーヒー1杯ぐらいならOK
  6. 生や未調理の肉や魚は禁止

入浴禁止とはちょっと意外でした。ばい菌が入る可能性があるからかな?

まとめ|移植は痛み無しで簡単!

初めての胚盤胞移植でしたが、あっという間の出来事で、痛みもなく快適な移植でした。赤ちゃんとは言えないものの、自分の中になにか生命が宿っているというのは、嬉しいものですね。母になるってこういうことかってちょっとだけ実感することができました。

妊娠判定は9日後の血液検査。その時まで、安静に仕事はゆるく流しながら、ストレスフリーで過ごしたいと思います。