不妊治療の体験談

#23 ついにこの日が!43歳が迎えた全身麻酔での採卵日

こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。

実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。

まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。

ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。

今日は、緊張で迎えた採卵日前日の様子&採卵日の様子を紹介していきます。

こんなときに限って夫婦喧嘩!いろいろ緊張した採卵日前日

明日がいよいよ採卵というタイミングですが、嬉しさ半分、夫も私もかなり神経質になっていました。

こういうときに限って、夫の仕事のトラブルも重なり、夫はかなり神経質になっていて、気を使いました。

私も、自分の体のことや、胸がいつもより痛みがあることで心が一杯。

あまり夫のケアまですることができず、採卵日前でストレスを与えたくないのに、夫の不満が爆発。

私は怒るエネルギーもないので黙って聞いていましたが、こんなのを見ていると、このまま私は彼の子供を作ってもいいんだろうかとか、そんなことを考えてしまいました。

りんりん

採卵日前に限って、こういうことが起きるんですよね、人生。

夫はいつもはこんな感じではないので、一時的なものとは知ってはいるのですが…。

夕方には仲直りをして、二人で海岸へ散歩へ。

夕日のみえる時間帯で、ちょうど夕日のそばに虹まで見えました。

二人で、子供がうまれてきたらどんな名前にしようかなんてことを話しながら、海岸を小一時間散策。

こういう瞬間が一番幸せな瞬間です。

そして、前日の24時から絶飲絶食。

普段から朝ごはんは食べずに、昼と晩の二食生活なので影響なし。

水も飲めないことは少し困りますが、それでも大した我慢ではありません。

明日の採卵日に向けて早めに就寝しました。

待ってました!いよいよ採卵日

気持ちが高ぶっているのか、早めに起床。

8時45分の約束でしたが、8時20分ごろには病院に到着していました。

この日は、水を飲んではだめ、コンタクトもダメ、貴重品も持ってこないようにとのことだったので、寝起きのような姿で病院に向かいました。

到着してチェックイン後、すぐに夫は採精室へ。

私はロビーで看護婦から呼ばれるのを待ちます。

8時30分頃、名前が呼ばれて、いつもとは違うエリアへ案内。

上の写真のような小部屋に入り、名前・誕生日・アレルギー・薬・身長&体重・トリガーショットの容量をきかれ、血圧測定。

そして、看護婦から今日の採卵のプロセスの説明を聞きました。

どうやら今日は11個の卵子が取れる予定とのこと。

てっきり、今までの超音波検査の結果から6個〜8個だと思っていたので、11個とはスゴイと少しだけ興奮しました。

私のような40過ぎ(正確には43歳になったところ)だと平均は6個ぐらいだよといっていたので、これは大健闘です。

で、病院側が用意したガウンと靴下・頭のキャップに着替えます。

下着もすべて脱ぎました。

そして、廊下にカーテンがひかれただけの、手術前の準備を行うエリアにあるベッドに横になりました。

看護婦が、週末の様子などを楽しそうに話している声が聞こえます。

そこで、生理食塩水?の点滴を開始。

右手には血圧の自動測定の装置が取りつけられました。

ベッドに横になっている間に、入れ代わり立ち代わりで看護婦や担当の麻酔医・医師がやってきて、挨拶やプロセスの説明をしてくれました。

正直、こちらは採卵のことで頭が一杯で、コンタクトレンズをつけていないため、話半分くらいに聞いていました。

1枚だけ同意書にサインをして準備完了。

そして、手術室に向かう前に、点滴をつけたままトイレに向かいます。

そのときに、実はガウンが前後ろ反対だったことが判明。

トイレで、看護婦さんに手伝ってもらって着替え直しました。

りんりん

確かに妙に前がはだけるし、どうしたものかなと思って履いたんだけど…(笑)。

そして、いよいよ手術室へ。手術室までは歩いて向かいます。

手術室は、いかにも手術室という部屋!

まんなかにベッドがあり、その横には麻酔医がいました。

ベッドに横になって、少し位置を調整したところで、急に目の前がモヤッとしてきて、その瞬間に意識が落ちました。

時間にして3秒くらい。

麻酔医が何も言わないので、本当に急に落ちていきました…。

りんりん

死ぬときってこんな感じなんだろうかと思った瞬間でもありました。

そして目が覚めたときには、先程のベッドの上。

昼寝をしていたような感覚です。

夢まで見ていたので、まさしく昼寝状態でしたね。

気づいたら、お腹の上には温かい湯たんぽがあり、少しだけ軽い生理痛のような痛みがありました。

いれかわりたちかわり看護婦がきて、「だいじょうぶ?」とか優しい声をかけてくれます。

りんごジュースをもってきてくれて、りんごジュースをストローで飲むけど、うまく飲めずに少しこぼしてしまいました。

のどが渇いていたのでりんごジュースをさらにおかわり!

その後、先生がやってきて、なんと13個も卵子が採れたことを教えてもらいました。

りんりん

おぉぉ!すごい!

そして、最後に血圧を測定し、点滴を外し、トイレへ。

トイレで真っ赤な尿が出てきてびっくりしましたが、普通とのことだったので、そのまま洋服に着替えて病院をあとにしました。

術後、1時間以内には病院を出ました。

さすがにベッドから起き上がったときは軽いめまいを感じましたが、お腹が少しだけ痛いこと以外は、ほぼ通常通りの感覚です。

歩くのも何だかフラフラするので、看護婦さんに腕を抱えてもらって、夫がまつ車に直行。

そのまま自宅に戻り、眠たいのでそのままベッドへ。

1日眠って、その日は過ごしました。

まとめ|思っていたよりは辛くなかった全身麻酔での採卵

初めての採卵は、思っていたより辛くなかったと感じました。

全身麻酔だったのもありますが、本当に昼寝をしている間に終わっていたので、心理的には助かりました。

採卵後も、お腹の痛みも少なく、かつ気分もあまり悪くならなかったので助かりました。

おそらくお医者さんの腕が良かったのだと思います。

これからはリカバリーに向けた2週間。

次の生理がはじまるまで、どんなことが起こるのやら…。

でも、採卵が終わってホッとしました。