こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。
実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。
まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。
ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。
いよいよ、採卵がせまってきた月経周期14日目(Day14)。
8日目、11日目の超音波検査では卵胞が十分に育っていないと採卵が延期されてきました。
今日こそはと意気込んで望んだ14日目の超音波検査の模様をお伝えします。
今日こそは注射を卒業したい!気合をいれて超音波検査へ!

今朝、Day14の超音波検査に行ってきました。
今日こそは卵胞も大きくなっているはず。
そして、2週間ほどつきあってきた注射から卒業できると思って…。
今日は休日。でも、不妊治療の病院は休日でも関係ない模様。
朝8時ですが、多くの看護婦が病院に来ていました。
いつも約束の15分前に来てくださいと言われるので、すこし早めに20分前に到着してチェックイン。
診察室に通されるはずの朝7時45分になっても呼ばれない。
周りの人は呼ばれていく…。約束の8時になっても呼ばれない。受付の人に8時の約束なんだけどと声をかけるももうちょっと待ってとのこと。
朝一番なんだから時間守って欲しいなと思うけど、仕方ない。
ここは時間にルーズなアメリカ。じっと待つこと8時5分すぎ。ようやく看護婦がやってきて私の名前を呼びました。
看護婦のあとをついていって、診察室へ。
下半身も洋服類だけを脱いで、診察台へ。
5分ぐらいしたところで、アジア系の先生登場。ちょっと愛想がない感じの女性の先生。
そして、いつものように超音波検査を開始。

お!素人の目視で見ても、卵胞が大きくなっている!期待しました。
先生がひとつひとつの卵胞を測定していきます。
が、大きさは17ミリ、13ミリ、11ミリ…という卵胞たち。
以前よりは大きくなっているけど、まだまだ足りない!
先生が言うには、18ミリ〜22ミリになっていないと、採卵できないとのこと。まだ、2日は注射が必要とのことでした。
がーーーーーーーーん
ええ!注射もあと1日分(今日の分)しかないし、明日の分はどうするのと聞いたら、看護婦がサポートしてくれるとのこと。
「今度は、2日後の土曜日に超音波検査をしましょう。多分そのときにトリガーショットをうつことができるはず」と無愛想に言って、先生は去っていきました。
あわせて、採卵の直前にやらなければいけないとコロナ検査も土曜日に再々延期。
土曜日は不妊治療の病院ではできないとのことで、違う場所で検査に行く必要がありそうです。
正直、そんな場所に行くだけでリスク倍増だ…と思うのですが、決まりなので仕方ないですね。
注射の薬剤探しに駆け回った国民の休日
最初は自己注射も余るだろうなと余裕をかましていた私ですが、ふたをあけてみたら「なんと足りなくなってしまう」という自体になってしまいました。
生理2日目(Day2)からリュープリン(ルプロン)をうちはじめ、4日目(Day4)から11日間も注射をうちつづけてきましたが、更にもう1.5日の注射が必要ということになってしまいました。
容量は同じ。生理2日目からこれだけの容量をずっとうってます。
ルプロン 20ユニットx2回(朝と晩)
フォリスチム(ゴナールエフ) 300IU
メノピュア(メノピュール) 150IU
フォリスチムは、薬の解説ページを見てみるとこんな説明が。
私は、4日目からなんと多めの300を処方されている。
しかし、卵胞が育ってない…。
月経周期 2 日目または 3 日目から 1 日 1回 150 または 225 国際単位を使用します。その後は卵胞の発育程度により 1 日 450国際単位を最大として、用量が調節されます。
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/380079_2413404G1021_1_01G.pdf
薬の追加発注が必要になりました。
ということは、さらなる追加コストです。
目玉も飛び出る、財布に全然優しくないアメリカの注射の料金はこちら。

しかも、今日はアメリカの国民の祝日(感謝祭)。
薬局はどこもあいていないはずです。
家に帰ったところで、ナースから「どの薬がないの」という電話がありました。
不足している薬を伝えると、「今日は感謝祭だしどうしよう、Altoだったら開いているかもしれないからAltoに連絡してみる」とのナースの言葉。
いやいや、Altoは最初に値段を聞いた際に、フォリスチムがめちゃくちゃ高かったので、明日の9時には開店する、近所にあるCommunity Pharmacyへの注文をリクエストしました。
排卵誘発剤は、接種する時間が決まっているので、明日の朝9時に行って注射をうけとって、その場で車の中でうつ必要があるかなと心配していました。
が、看護婦によると、Community Pharmacyは公式には閉まっているが、今日は担当の人がいるから今日中に取りに行くようにとの指示がありました。
Community Pharmacyの人と何時に取りに行くからという約束をして、薬のピックアップへ。
非常ドアのようなところからブザーを押して、担当者をよび薬の受け取り終了。

土曜日の朝もフォリスチムをうたなければいけないというナースの言葉で、下記を購入(涙)。
追加の出費が合計800ドル弱(約8万円)。
+ フォリスチム 2回分 $615.60
+ メノピュア 1回分 $175.80
痛い、痛すぎる…。本当に不妊治療はお金がかかります…。
薬の支払いも1.5%のキャッシュバックがもらえるFreedomクレジットカードで支払い、少しでも節約。
まとめ|Day14の超音波検査でも誘発剤を卒業できない場合がある
最初に11日分の排卵誘発剤を購入したときは、余ったときは返却できるかなとか夢を見ていた私です。
が、普段は健康優良児の私も、あまりにものんびりした卵胞たちを抱え、更に1.5日分の自己注射が必要となってしまいました。
自己注射は7日〜11日という情報を信じていましたが、私のように延長になる方もいるのですね。
1.5日分で約8万円の追加出費は本当に痛い。泣きそうです。
明日からまた、一生懸命働きます。