こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。
実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。
まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。
ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。
本記事では、採卵日の翌日の様子について紹介していこうと思います。
採卵日翌日は仕事に戻れた!

採卵日の翌日は、普通どおりに仕事に戻りました。
昨日の採卵直後は、血尿っぽいものが出ていたり、生理痛のようなお腹の痛みがありましたが、今日は出血もとまり、お腹の痛みもなくなりました。
今日は鎮痛剤も飲んでいません。
ただし、副作用とみられる胸の痛みは継続中。
数日前よりは痛みは軽減されているものの、張りと痛みがあります。
気になる!採卵した卵子の受精の状況

そして、今日は受精の状況を知らせる電話が午後にかかってきます!
朝の散歩では、夫と今頃、私達の受精卵たちは頑張って細胞分裂をしているころかな…などと話をしていました。
そして、午後。
午後2時〜4時の間に電話がかかってくるはずなのに、電話がかかってこない!もしかしてこれは悪い知らせなのか、良い知らせなのか、とドキドキしながら過ごしました。
午後4時直前になってもかかってこないので、待ちきれずに病院に電話。
病院からは担当の看護婦が忙しいのでかけ直すとのことでした。
そして30分後に病院から電話の着信。
電話の前で夫婦で座り、さぁ取るぞと気合を入れて、看護婦からの電話をとりました。
「今日の体調はどう?」といった体調確認からはじまり、「じゃあ今からFertility Reportを見てみるけどいい?」と言われ、「すかさずお願いします!」と返事。
「あなたは昨日13この採卵ができたけど、そのうち8個は成熟卵。5個は未成熟卵でした。未成熟卵はどうしようもないので、このまま捨てることになります。」
未成熟卵も意外に含まれているんですね。
そして、看護婦さんは続けます。
「8個の成熟卵は、すべて顕微授精(ICSI)で受精&受精に成功しました。これから、7日後までの経過を見て、PGT-A(妊娠前遺伝子検査)に回します」
成熟卵に対してはすべて受精したってことですね!よくやった!
まとめると、現時点で下記のような状況です。
年齢:43歳
採卵数:13個
成熟卵数:8個
正常受精数:8個
成熟卵数の割合は、年齢によるものなのかわかりませんが、私の場合は約61%が成熟卵でした。
43歳という高齢にも関わらず、自分の期待以上の結果です。
実際に、採卵数の平均を調べてみると下記のように書かれていました。
治療法などにもよると思うので、一概には言えませんが、平均値と比べてもまずまずの結果です。
40歳以上の場合
http://www.kameda-ivf.jp/ja/consult/results/index.html
採卵数:4.3
成熟卵数:3.7
正常受精数:2.8
そして、平均値を見てびっくりしたことは、体外受精や顕微授精をしても必ずしも受精率が100%ではないという点。
専門サイトにも下記のように紹介されていました。
採卵日、ご主人には精液を採取していただきます。精液は調整して良好精子を選択回収します。こうして集めた精子を、卵子をいれたシャーレの中におよそ10~20万/mlの濃度になるよう調整して加えます。体外受精での受精率は70~80%です(すなわち、10個の卵子に体外受精を行ったら平均7~8個の卵子に受精が起こります)。
後藤レディースクリニック
(中略)
顕微授精では、1個の精子をインジェクションニードルという細い針に吸入し、顕微鏡装置のもとで卵子にインジェクションニードルを刺入し、1個の精子を卵子に注入します。顕微授精での受精率は70~80%です。
体外受精ならまだしも、精子を卵子に注入する顕微授精だったら100%に近いのではと誤解していました。
本当に人間の体は奥が深い。
よかった!採卵が終わって夫のイライラも解消気味

昨日の採卵をピークに数日前からイライラしていた夫ですが、採卵が終わってからホッとしたのか、親になる覚悟ができたのか、イライラが解消し、いつもの夫が戻ってきました。
そもそも、身体にメスをいれるのは、私(女性)の方なのに、なぜ夫がイライラするん?って私もちょっとイライラしましたね、正直。
あとから聞いてみると、「人工授精で赤ちゃんを作ることに抵抗があった」とのこと…。
「この段階で言うんかい」って感じですが、彼の中では葛藤があったようです。
葛藤があったからイライラするっていうことにも、感情的すぎて個人的には納得がいきません…。
もっとロジカルに行動してよ!って心のなかで思っています。
この問題は難しいとは思いますが、私は受精の過程を人間の手を借りているだけで、外見やIQ、性格で赤ちゃんを選んでいるわけでもないので、そんなに深刻に考えなくてもいいのでは?と思います。
たとえ、顕微授精であっても、その一匹として選ばれるのが、それはそれで運命だし…と考えると、どうなったら人がコントロールして、どこだったら神がコントロールしているのって疑問です。
もちろん、いろいろな考えがあるとは思いますが。
まとめ|採卵日の翌日は元気だった!気になるのは受精卵の成長
これから7日間の観察を経て、着床前診断(PGT-A)を行うことになります。
まずは7日間、私達の卵ちゃんたちが無事に育つことを毎日祈りながら、ひとつでも多くの卵が残ってくれることを祈ります。
とりあえず、今のわたしができることは、到達できるかもしれない胚移植にむけて身体の準備を整えること。
気になるけど、気楽に1週間を過ごそうと思います!