不妊治療の不安・仕事・夫婦

悩ましい!不妊治療を上司に伝える?伝えない?【私はこう伝えた】

こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。

実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。

まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。

ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。

不妊治療は何度も通院が必要になります。正直、働きながらの不妊治療は時間のやりくりが辛い!私も色々と悩みました。

今回の記事は、「不妊治療にあたって上司や人事に報告したのか」「仕事のスケジュールをどう調整しているか」について紹介していきます。

不妊治療中はとにかく数日おきに診察が入る

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今はコロナ禍。私の会社も3月からずっと在宅勤務です。

最初の頃は診察もオンラインで行われるので、仕事の調整もしやすいです。しかし、自己注射がはじまる頃になると通院の頻度はかなり多くなります。

生理前の超音波検査に、Day8の検査、そこからは卵胞の生育具合によって1日か2日おきぐらいに不妊治療の病院に通っています。

そして、これから起こる受精卵を戻すときは、受精卵の状態によって病院に行かなければいけないとのこと。

不妊治療はとにかく通院に通う回数が多く、大変です。

アメリカの不妊治療は待ち時間はかなり短い!それでも通院は辛い…

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アメリカの病院は朝が早くて朝8時〜診察をしてくれること、しかも待ち時間が短いです。

日本の病院に行ったこともありますが、約束の時間から1時間や2時間も待たされることがザラで、通院は半日仕事という印象を受けましたが、アメリカはそういったことはありません。

超音波検査だけであれば、30分もあれば終わります。

診察時間が短く、勤務時間にも柔軟なアメリカなので、アメリカの在宅勤務であれば病院にも通いやすいのではと思っていました。

しかし、私が働いている部署は、朝9時からしっかりオンライン会議が行われる、会議の多い部署。

たとえ、朝一番の診察予約をいれても、家に戻ってくるのは始業時間の9時ギリギリか少し過ぎてしまうので、仕事の調整がしづらいと心配でした。

アメリカでは、不妊治療などの身体的な事情や妊娠を理由に解雇することは違法です。

しかし、不妊治療に通っている、将来は妊娠・出産で仕事を休むリスクがあると上司に思われることが、将来の雇用に影響を与える可能性はゼロではありません。

すぐに社員を解雇できるアメリカだけに、できることなら会社には不妊治療をしていることを伝えたくないと思っていました。

ただし、これだけ頻繁に通院する必要があり、仮に頻繁に会議に遅れるとさすがに怪しく、逆にパフォーマンスに問題があると誤解される可能性もあるので、上司に伝えようかと悩んでいました。

人事と上司に不妊治療を相談した結果は…

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まずは、人事(HR)に相談。

HRからは、「不妊治療をしていることは上司に伝える必要はない。通院のために遅れるときは、今までと同じ様に事前に伝えて、上司と勤務時間の都合をつければいい」との回答でした。

でもね、HRの言うことは正論だけど、本当に頻繁に通院しているときに、このやり方で通用するのかは本当に疑問でした。

幸いにも話しやすい上司(男性)だったので、色々悩むくらいならストレスにもなるし、もう上司に話してしまおうと思いました。

自分が上司であっても、やっぱり話してもらったほうが、変に怪しむ必要もないし上司としても安心できると思ったからです。

私は週に1回の上司との面談の際に、「不妊治療をしている旨とこれから1〜2ヶ月は、病院に呼ばれたら病院に行かなければ行けない、勤務時間は時間をずらすなどして影響が出ないようにする」と伝えました。

上司からは、「事前に教えてくれれば大丈夫です」との一言。

助かりました。

不妊治療をのりきる私のタイムマネジメント術

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正直、上司は「大丈夫」とは言ってくれたものの、不妊治療の通院のために頻繁に抜けることで私の業績評価や雇用に影響が出るかはわかりません。

ただし、私の卵子たちは時間の経過を待ってはくれません。

刻一刻と卵子のもととなる細胞が失われ、品質も低下しています。

仕事は代わりがあるけど、卵子には代わりがない。

だからこそ、私のいま時点での優先順位は妊活(卵子)です。

今のところは、自己注射の副作用も少ないので、以前と同じペースで仕事をすることができています。

ただ、仕事への影響を最小限にするために、下記のような工夫をしながらここ2週間を過ごしています。

不妊治療をのりきるタイムマネジメント術

+ 通院で仕事の開始が遅れる場合は、その分長く働いています。
+ 先回りをして仕事をするようにし、休みになっても他の同僚への影響が少なくなるように仕事をしています。
+ 病院の予定が入りそうな時間帯には事前にダミーの会議予定を入れ、会議の予定を入れられないようにブロックしています。
+ どうしてもその時間に会議が入ってしまった場合は、「すみません、医者に行かなければいけないから」といって欠席しています。

いつもは、診察も一緒についてきてくれる夫ですが、さすがに夫の勤務時間に被るときは、夫には仕事を優先してもらっています。

実は、夫も夫の上司に「不妊治療をしているので病院に行かなければいけないことがある」と伝えてくれました

夫の上司も理解がある方で、「事前に言ってくれれば大丈夫。頑張って。」と言われたそうです。

しかし、できれば夫への仕事の影響は最小限にしたいと思っています。

というのは、家計を支えるために、二人で無職になることは避けたいから。

不妊治療費も払えなくなってしまいます!

心細いときもありますが、仕方ないですね。

まとめ|話せる上司なら言ってしまった方がよさそう…

不妊治療をしていることを、上司に伝えることは勇気がいることだと思います。

しかも、リスクがある行動だとも思います。

しかし、もし話せる上司であれば、上司には相談してしまったほうが良いと思います。

私の上司は男性。あまり男性には話したくない内容ではありましたが、たまたま話しやすい&子持ちの上司で、理解してもらったので、上司に相談してよかったと思いました。

上司に伝えることで失職するリスクもゼロではありません。

しかし、それで失職になったら仕方ないです。

もちろん悲しい気持ちになると思いますが、そのときは別の仕事を見つけようと思っています。

不妊治療のことで上司に伝えようか迷っている方の参考になれば幸いです。