不妊治療の不安・仕事・夫婦

ケンカ微増!不妊治療を通して夫婦仲はどうなった?

現在不妊治療を行っている「りんりん」です。

不妊治療を行うと、夫婦仲が悪くなる、けんかが増える、さらには離婚をする人がいるとも聞きます。

実際に私達は不妊治療を通して、夫婦仲はどうなったのかを、私(妻)の意見と、夫の意見を紹介したいと思います。

妻が考える、不妊治療による夫婦仲の変化

もともとケンカをしたことがない夫婦でしたが、不妊治療をはじめてから、ケンカとまではいきませんが、少しだけ険悪な雰囲気になったことが何度かあります。

1度は、排卵誘発剤の注射をうっているとき。自分の身体に注射するものだから、注射のチュートリアルビデオが紹介しているように、手を清潔に洗ってから注射してほしかったのですが、手をいい加減に洗っているのをみたときは、少しイラ立ちました。なにかあったら私の身体に影響が出るんだし…と。

また、細くて痛みが少ない注射とはいえ、お腹をいためながら注射をうっているのは私です。不妊治療中はお酒をやめていた私ですが、その私に遠慮せずに、夫がお酒を飲んだ日が1日ありイラつきましたね。その1日だけだったので、わたしも受け入れるべきでしたが、自分も不妊治療と仕事で心がいっぱいなので、そういった余裕がなかったんですよね。

実際に体外受精のサイクルを1回経験して、不妊治療を通して夫婦仲は悪くなったとは思いません。むしろ、二人でチャレンジしたことを通して、二人の絆は強くなったと思います。

りんりん

辛いこともありましたけど、期間が短ければ乗り越えられます。

ただし、不妊治療中は、やはりお互いに余裕がなくなってくるので、思いやりがなくなって、厳しい言葉をなげかけてしまったり、相手のちょっとした言動が気になってしまったりで、普段よりもイライラする回数が確実に増えました。

不妊治療が長くなればなるほど、夫婦仲が悪くなるリスクがあると感じます。本当に不妊治療のやめ時は難しいと思いますが、期間を決めて、短期決戦で不妊治療を行うのが、夫婦仲という観点からはベターだと私は思います。

夫が考える、不妊治療による夫婦仲の変化

私(夫)は、不妊治療をしても夫婦仲は悪くなったと思いません。

ただし、注射をうつときなどは、ちょっとピリピリしました。妻も自分もピリピリしていましたね。

もし友人たちが不妊治療をはじめると言ったら、「妻は特に痛い思いをしてピリピリしているので、優しくしてあげなければいけないよ」とアドバイスしたいと思います。

私達は一気に、体外受精へステップアップしたので不妊治療の期間も短いほうだと思いますが、これが長かったら、いつまで妻に対して優しくできたか自信がありません。

私は夫として、不妊治療に対して否定的な意見でした。ただし、自然妊娠ではできない、でも子供がほしいという気持ちがあったので、妻が不妊治療の話を持ちかけてきたときは、(正直最後まで)乗り気ではなかったものの、やらないと後悔するかもしれないという気持ちで取り組みました。

まとめ

友人夫婦の話をきいていると、私達だけでなくどの夫婦でも不妊治療でケンカになることが多いようです。数少ないサンプルですが、不妊治療が原因で離婚に至ったという話を、一組だけ聞いたことがあります。正直、離婚に至ったという話を聞いても、私は離婚の気持ちもわかる気がします。

しかし、多くのカップルはその危機も乗り越えられます!

ほとんどケンカをしない私たちも、何度も険悪な雰囲気になりましたが、そのたびごとに仲直りをしてきました。

もしこれから不妊治療をはじめる、不安な友人がいたとしたら、不妊治療中にケンカが増えたとしても、それはどの夫婦でもあることと、気楽に構えてストレスを感じないようにして、とアドバイスしたいとおもいます。

ケンカをしながら、人生の一大チャレンジを夫婦で取り組むので、その過程を経ることで、夫婦としての絆は一段と深いものになると思いますよ。

二人で、将来生まれてくるかもしれない子供の名前を考えるだけでも、幸せな気持ちになりましたし。

本当に赤ちゃんが、私たちのところに生まれてきてくれるかどうかがわかりません。

しかし、そうした一瞬の夢をみることができただけで、科学の力をかりて不妊治療をした意味があると私は感じます。