こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。
実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。
まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。
ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。
本日は、生理が始まる直前に行われた、卵巣の中に卵胞がいくつできているかを確認するために行った超音波検査(Ultrasound)の様子について紹介していきます。
ちなみに、アメリカでは「ウルトラサウンド」とカタカナ英語で発音すると全く通じません。「アゥトゥアサウンド」みたいな感じで発音すると通じます。在米20年の夫に爆笑されました。だって、ウルトラマンって言うじゃないですか…(涙)
朝7時30分集合!超音波検査の予約と受付

前回の生理がきたときに病院に電話をしたら、次の生理の直前に行われるこの超音波検査を予約しました。
この超音波検査は、卵子を採取する周期の直前の生理がはじまる直前で行う必要があるとのことで、病院側からの指定でこの日にきてくださいとのことでした。選択肢はありません。
私も働いているので、できれば仕事に影響を与えたくないと思い、超音波の検査は朝一番でお願いしました。
アメリカの朝一番の予約は午前7時30分。これは助かります。
朝一番が午前7時30分だと、検査を終えて自宅に帰っても、仕事が始まる午前9時に間に合うことができます。
アメリカは仕事の時間も柔軟に調整をすることができますが、病院が早くから空いているので仕事への影響を最小限に抑えながら治療を続けることができるのは本当に助かります。
さて、今朝は午前7時15分までに来なさいとの指定があり、午前6時に夫を起こさないようにコソッと起きて、車を30分運転して病院に行きました。
そこには、今朝、採卵を迎えると思われるカップルと、私だけ。
病院の受付係よりはやく病院に到着してしまいました(笑)。
受付は、インターネットで事前にチェックインを済ませていたため、名前を伝えるだけで終わりました。
7時20分頃に看護婦さんがやってきて、私の名前を呼びました。
卵胞の数がこんなに簡単にわかる!痛くないからウレシイ超音波検査

小部屋に通されると、名前と誕生日を伝えて、本人確認。
そして、何か飲んでいる薬はないか、直近の生理はいつかという情報を聞かれます。
実は、私は、前日の夜10時に生理になっており、生理前じゃないけど大丈夫かなと心配していましたが、看護婦さんはお医者さんに聞いてみましょうとのことでした。
あわせて、子宮内膜の様子を見ながら昨日をDay1とするか、今日をDay2とするか決めましょうとのことでした。Day2になると、自己注射がはじまるので、今日がDay1なのかDay2なのかの定義は、結構重要な問題です。
そして、全ての洋服を脱ぎガウンを着てお医者さんを待つようにとの指示がありました。
ガウンってどんなんだろうと見てみたら…ただの白い布切れでした。
言われたとおりに洋服を脱いで、ガウンをギリシャ神話のように体にまきつけて待機。(本当は下半身だけでよかったようです)
検査が行われる椅子の上と下には、吸水シートが敷かれており、万全の体制がしかれていました。
そして、緊張しながら待つこと5分。
約束の時間の少し前にお医者さんが現れました。
お医者さんは、若い女性。
ヨーロッパのアクセントを持つ感じのいい女性でした。
普段なら看護婦さんも2〜3人ゾロゾロとついてくるのですが、今回は1人だけ。
さすがコロナ仕様。病院もミニマム仕様だと感心しました。
早速、お医者さんに「昨日、生理になった、そしていつもより茶色いものがでているけど大丈夫ですか」と聞いたところ、エストラジオールの影響でそういうことがある、大丈夫とのことでした。

今から超音波検査をしましょうとのことで、横にあった機械から棒(プローベと呼ぶらしい)を取り出し、そこにカバーとジェルをかけて、膣の中にプローベを挿入しました。
痛みは全くありません。
そこから、棒を左右に向けたりして、卵巣の中に何個の卵胞があるのかを数えて、ひとつずつ大きさを測定していきました。
素人目には、ノイズしか見えないのですが、挿入するとすぐに、お医者さんは、子宮の中の子宮内膜の状況を確認してヒトコト。
「生理1日目の状態だから、今日はDay1。明日から注射をしてください」
で、さらに、棒を私の右手側(右の卵巣)に寄せていくと、次のヒトコト。
「卵胞が6つあります。1つめは5mmx5mm, 2つめは6mm x 6mm…」
といった具合に、超音波画像のなかの黒い丸い影の大きさを測定していきました。
「じゃあ左には…2つですね。1つめは5mm x 5mm, 2つめは形が少しいびつだけど、大きさは…」
とあっという間に、測定が終了しました。
最後に、質問はありませんかと聞かれて終了。
たった10分で検査は終了しました。
まとめ|超音波検査は無痛!自分の卵たちをみることができて感動!
今の私の体にある卵胞の数は6個。
本当は、この卵胞の数って、平均に比べて多いですか?少ないですか?と聞きたかったのですが、どうせきいても自分の卵胞の数が増えるわけではないし、少なくて落ち込むのも嫌だと思い聞くのをやめました。
しかし、帰宅後、やっぱり気になり調べてしまいました(笑)
採卵される卵の数は排卵誘発の刺激にどれだけ卵巣が反応するかで決まります。
1個のことも20個のこともありますが平均5個から10個の間です。
参考:よつばウィメンズクリニック
40過ぎという年齢を考えたら、平均個数の範囲に入っているだけ上出来です。
これらの大切な6つの卵胞を、明日からは排卵誘発剤を自己注射して大きく育てていくことになります。
せめて、ひとつでも多くの良質な卵子が採取できて欲しいと祈るばかりです。
明日からは、最も緊張してきた自己注射(夫による注射)がはじまります。
本当は、自己注射はかなり不安です。
できれば、やりたくない。
注射の方法もよくわからないし、痛いのかどうか、そして副作用がでるかどうかもわからなくて不安です。
昨日ぐらいからどんどん緊張&イライラしてきて、夫にも少し厳しくあたってしまいました。
不妊治療で喧嘩が増えるって友達から聞きましたが、なんかわかる気がします。
私がこんなに不安になっているので、パートナーの夫にも気持ちを共有・共感して欲しいという気持ちがあります。
不安と期待が入り混じった複雑な心境ですが、また明日からがんばります。