こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。
実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。
まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。
ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。
今までカウンセリングや薬の購入などを行ってきましたが、いよいよ治療が始まりました。
私が通院している病院でのICSI(顕微授精)を使った不妊治療は2ヶ月で1サイクルとして治療が行われているようです。
私の場合は、最初の1ヶ月目はエストラジオールを使って身体を整える模様。
本記事で、アメリカでIVFを使った不妊治療を行った私の1ヶ月目のサイクルについて紹介していきますね。
まだまだ余裕なIVF/ICSIの1ヶ月目の治療スケジュールとステップ

病院の看護婦から送られてきた、1ヶ月目のスケジュールは下記のとおりでした。
+ Cycle day 1-Call with cycle day 1
+ Cycle day 9-Begin Urine LH testing, (cycle day 9), Call Nurse with POSITIVE LH SURGE
+ Cycle day (TBD) -Start Estradiol 2mg, 1 tab TWO times daily by mouth, 5 days after positive LH surge.
まだまだ、余裕のあるスケジュールですね。
ほとんど病院に行く必要もないので、私のように働きながら不妊治療をしている人にはありがたいスケジュールです。
不妊治療は、病院への連絡はメールか電話です。
しかし、生理初日とかLHサージが出たといった情報は、タイミングが重要なので、基本的には急ぎのものはすべて電話です。
アラサーから英語を学んだ私には、電話はあまり好きじゃないのですが仕方ありません…。
治療は順調?IVF/ICSI 1ヶ月目の治療記録

■10月19日 生理初日(Day1)
生理1日目に連絡をしてくださいと言われていたので、不妊治療の病院に連絡をして治療カレンダーを更新してもらいました。
9日目からの排卵検査薬が必要になるので、排卵検査薬(クリアブルーの指定あり)を用意しておいてねと連絡。
さっそく探してみると…クリアブルーの排卵検査薬も意外に高い。
アマゾンだと35ドルくらい。薬局だと50ドル近くしていました。
絶対にアマゾンで購入してくださいね!
こちらのブログで、排卵検査薬について詳しく紹介しています。
★排卵検査薬のこぼれ話
じつは昔は、排卵検査薬があまりに高いので、節約のために二本の青い線が表示されるものを使っていました。が、かなり結果が判定しづらいことがしばしば。そんなこともあって、私の病院ではスマイルマークが表示されるデジタル版を使うようにと指示。このデジタル版は、高い割には水洗いすると壊れる&2ヶ月位使うと使えなくなる品物。
■10月27日 排卵検査薬を使用開始(Day9)
排卵検査薬をつかって朝一番の尿検査を今日から実施。
LHサージが表示されるまで毎朝尿検査を行っていきました。
そして、LHサージ検出後に摂取予定のエストラジオールを、近所の薬局(CVS)で受け取り。
価格は、約8ドル。
■10月29日 LHサージ(Day11)
LHサージが表示されたので病院へ電話。
5日後からエストラジオールを摂取してねとの指示。
■11月3日(Day16)
エストラジオールを朝と晩に1錠ずつ摂取。
このエストラジオールは、次の生理周期(自己注射を行うタイミング)の1日目まで摂取しました。
まったく副作用もないので、妊活していることを忘れるぐらいです。
ただし、エストラジオールを飲むと、次の生理の1日目の様子がいつもと違う気がしました。
私の生理は1日目は重め、徐々に軽くなっていくパターンですが、エストラジオールを飲むと、色も量もいつもとは少し違うものが出てきました。
はじめての体験です。
2日目ぐらいから従来の1日目のようなペースになりました。
次の生理がはじまるまで、エストラジオールを摂取したり、同意書にサインしたり、自己注射の見積もり・注文を行ったりと、色々忙しく準備を進めながら、次の生理を迎えました。
LHサージってなに?

さて、1ヶ月目の治療記録にも書かれていたLH Surge(LHサージ)ってなんなんでしょうか?
排卵検査薬(クリアブルー)の箱には上のようなグラフがのっていました。
それでもよくわからない…調べてみると、専門サイトに下記のような説明が書かれていました。
LHというホルモンが大量に脳の下垂体から分泌されること(LHサージとよびます)
参考:http://www.yanaihara.jp/blog/?p=1049
LHというホルモンが分泌されると、卵胞が排卵されるという仕組みのようです。
LHの分泌が始まってから36時間後ほどで首席卵胞が排卵される
参考:http://www.yanaihara.jp/blog/?p=1030
人間の身体って、本当にスゴイ!不妊治療を通して、人間の身体がいかによくできたものかを知ることができました。
エストラジオールってなに?

さらにLHサージ後に摂取するエストラジオールのこともわからない…本当にわからないことだらけです。
エストロゲンとエストラジオールって一緒なのかもわからないし、エストラジオールってあまり馴染みがない言葉だったので調べてみました。
女性ホルモンというのは、エストロゲンやプロゲステロンの総称です。
エストロゲン(E)は卵胞の発育と共に産生されるため、「卵胞ホルモン」ともいいます。エストロゲンには、エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)の3種類がありますが、性成熟期に働く主なエストロゲンはエストラジオールです。エストラジオールはエストロゲンの中で最も活性が強く、通常、検査で測定される血中エストロゲンの主成分となります。
参考:https://www.ferring.co.jp/infertility/femalebody/genital.html
なるほど、エストロゲンの1種がエストラジオールで、よく不妊治療のブログやサイトを見ていると血液検査の結果が掲載されており、よくE2と記載されているものなんですね。
じゃあ、エストロゲンってどんなホルモンなのと更に調べていくと、こんな記事を見つけました。
代表的な女性ホルモンであり、女性らしいカラダをつくるのがエストロゲンです。
肌や髪の潤いを守ったり、女性特有の丸みを帯びたカラダをつくったり、女性のカラダ全体の健康を支える役割も果たします。また、脳や自律神経にも働きかけるため女性の心身に大きく影響するのが特徴です。
参考:https://www.otsuka-plus1.com/shop/pages/story_equ_fhormone.aspx
へぇ、エストロゲンは、肌や髪の潤いを守ったり、女性を美しくしてくれる一方で、記憶力や集中力アップにも働きかけるホルモンであると記載されています。
あまり、エストロゲンを摂取中は、仕事がはかどるといった効果は感じなかったけど、もしかしたらそういった効果もあったのかもしれませんね!
まとめ|体の調子を整えた1ヶ月目が終了。いよいよ来月は人工授精へ。
1ヶ月目の治療は、病院に行く機会も少なく、いろいろな意味で負担は少なめでした。
でも、今月の治療だけでも、自分の身体についてわからないことが沢山あって、人間の身体の神秘さを感じた1ヶ月でした。
さぁ、来月はいよいよIVF/ICSIです。
ワクワク、ドキドキ…