こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。
実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。
まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。
ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。
本日は第3回目。
個人的には2度とやりたくない、通水検査について紹介していきます。
卵管の通りをチェックする通水検査

通水検査とは、生理の初日から6日〜11日に行われるもので、英語では「Saline Infused Sonogram」というようです。
専門家による通水検査の解説はこちら。
通水検査とは
生理食塩水を子宮の入り口から注入し、子宮の内腔を充満させることによって、子宮の内膜の状態、ポリープや粘膜下筋腫の有無などを調べ、その生理食塩水が左右の卵管にスム-ズに入っていくかによって、卵管の通りを評価する検査です。
参考:https://jinnai-womens.com/care/treatment/detail01/
通水検査とは、卵管の通りをチェックするための検査のようです。
カウンセリングの際に、通水検査の予約するために、生理の初日に電話してくださいと言われたので、電話してこの通水検査の予約をとりました。
すると、病院から色々な注意事項を書いたメールが届きました。
要約すると、15−20分で検査自体は終わるけど、痛みがある人もあるので、Tylenolなどの鎮痛剤を飲んでくることをオススメしますとのこと。
確かに、ちょうど同じ時期に通水検査をした友達も、めちゃくちゃ痛かったと言っていたので、やっぱり痛いのかもしれません。
私は痛いのは嫌いなので、事前に薬局でTylenolを購入して、通水検査のその日をまちました。
Tylenolはアメリカのバファリンともいうべき、鎮痛剤で有名な薬です。CVSやWalgreensなどの薬局で5ドル〜で売っています。
実際に体験した通水検査は痛かった…

通水検査の当日は、朝2時間ほど仕事をし、ちょうどお昼ごはんのときに病院に行きました。
約束の時間がお昼になると混み合ってきて、診療の開始も少し遅れがちです。
こういうとき、働いていると、戻る時間を気にしないといけないので嫌ですね。
名前が呼ばれて、診察室へ。
診察台の上には白衣と、吸水シート。そして、診察台の下にも吸水シート。どれだけ血や食塩水が出るんだろうかと不安になります。
アメリカでは診察室が何個もあり、患者さんはそれぞれの診察室に通されます。先生がひとつの診察室にいて、患者さんが入れ替わり立ち替わり訪れるのとは逆の方法です。
本人確認が終わったあと、上半身の服を脱ぎ、白衣をまとった状態で待つように指示されました。
さあ、いよいよ先生がやってきました。
最初の検査は超音波検査で卵胞を確認
最初は超音波検査だったようで、棒のようなカメラを膣の中に挿入し、卵巣の状態を確認し、卵胞の数と大きさを数えていた(ようにみえました)。
ここで先生が少し変な顔をします。
先生が「大丈夫」というので、私もさしてきにしませんでしたが、もしかしたらこの検査日が、生理初日から11日目というギリギリのタイミングだったので、もしかしたら排卵が終わっていたのかもしれません…真偽はわかりませんが。
ここまでは余裕。痛みも全くありません。
次の検査は通水検査で卵管チェック

そして、次の通水検査。
私もわかっていなかったのですが、通水検査の手順は以下の通り。
通水検査の流れ
1:内診台にて行います。
2:子宮の入り口から細いカテ-テルを挿入し、バルーンで子宮内に固定させて、生理食塩水を流します。
3:検査時間は3~5分です。
4:痛みに関しては卵管の状態にもよりますが、ほとんどの場合、軽い生理痛程度ですみます。
参考:https://jinnai-womens.com/care/treatment/detail01/
2番のカテーテルを入れていくところは殆ど痛みもありません。
しかし、バルーンが曲者です。
バルーンで子宮内にカテーテルを固定させるとのことですが、バルーンが膨らむと痛い…。
私はこの手順を知らずに検査を受けていたのですが、それでもお腹のなかに風船があると気づくほどでした。
風船を膨らますと、お腹に鈍い痛みがあり、もう膨らませないでと祈らずにはいられないほど、個人的には不快な痛みでした。
生理痛の痛みより、私は嫌でした…
何度かバルーンを膨らませたり、しぼませたりしたところで、食塩水を流し込み、その様子を先生が大画面でチェックして終了。
先生は、あなたの子宮・卵管は大丈夫だと言っていましたが、それでもなにか腑に落ちないことがあるのか頭をかしげていたのが、私は気になりました…。
その後、洋服に着替え、再び仕事に戻りました。
仕事の合間の通院は面倒くさいし、会社の勤務時間の調整が大変なので、色々と余計なストレスが多くなりますね。
通水検査後は数日間の出血があった

それから数日は軽い出血がありましたが、それも2−3日でおさまりました。
通水検査後の半年ぐらいは、卵管の通りがよくなり、妊娠がしやすいとのことですが、そのゴールデン期間に妊娠できればいいなと思います。
まとめ|通水検査は卵管の通りをチェックするための検査
個人的には、通水検査は不妊治療で受けた検査の中で最も不快で痛みを伴う検査でした。
日本で受けた卵管造影検査のほうが、個人的にはずっと楽でした。
とりあえず、通水検査の結果では卵管の通りは問題ないとのことだったので、夫の精液検査などをしながら、さらなる原因究明をしていくことになりそうです。