今まで何回か移植に向けて超音波検査を行ってきたのですが、その結果をまとめました。
一個人の記録でしかないですが、排卵までにこんな感じで大きくなるのかという参考になれば幸いです。
実録!子宮内膜の厚さと卵胞の大きさ

左の列に生理開始日を1日目(CD1)と数えた日数、それぞれの日での検査結果をまとめました。上段に子宮内膜の厚さ、下段が卵胞の大きさ(右/左)です。
1回目は着床の窓を調べるERA検査を実施した際の記録です。このときは、子宮内膜の厚さがうまく育たず、途中からエストラジオールの膣錠を挿入していました。エストラジオールの膣錠を挿入すると1日3ミリの凄まじい勢いで子宮内膜が厚くなり、卵胞が大きくなったのを覚えています。
1回目 ERA検査実施 | 2回目 移植1回目 | 3回目 移植2回目 | |
---|---|---|---|
6日目 | 5.4ミリ 7ミリ/9ミリ | 4.4ミリ 9ミリ/12ミリ | |
7日目 | 子宮内膜:6.4ミリ 卵胞:右10ミリ/左6ミリ | ||
8日目 | |||
9日目 | 6.6ミリ 12ミリ/12ミリ | ||
10日目 | 5ミリ 12ミリ/なし | ||
11日目 | 7ミリ 6ミリ/12ミリ | 9ミリ 15ミリ/10ミリ | |
12日目 | 6.8ミリ 17ミリ/なし 【排卵ピーク】 【エストラジオール膣錠開始】 | 11.9ミリ 16ミリ/8ミリ 【排卵ピーク】 | |
13日目 | 9.5ミリ 18ミリ/なし | 9ミリ ?ミリ/16ミリ 【排卵ピーク】 |
こうしてみてみると、右の卵胞が大きくなるケースが多いですね。
日本の不妊治療クリニックでの診察は、右の卵管が詰まっているかもしれない(アメリカでは否定されました)と言われたので、右の卵巣が活発だけど卵管がつまっていて、自然妊娠できなかったのかなとかいろんなことを考えさせられます。
子宮内膜は、目標とされる8ミリまでは11日目〜13日目で到達することが多いようです。
だいたい、1日1ミリ弱の早さで厚くなっているように見えます。
ある病院のサイトにも下記のように紹介されていました。
一方で、受精卵が着床する子宮内膜は、月経後から1日に約1mmずつ厚くなり、7mm以上で受精可能、排卵直前には10mm以上になることが多いとされています。
https://www.hanako-ladies.com/column/funin_kensa.html
1回目のときは、子宮内膜の厚さの増え方が少しスピードが遅かったように感じます。
排卵検査薬で12日目にピークが表示されたものの、子宮内膜が十分に厚くないので、エストラジオールの膣錠を注入したくらいです。実は当時、ERA検査で子宮内膜炎が見つかり治療を行いました。子宮内膜炎が原因で、子宮内膜が十分に厚くなりきれなかったのかもしれません(が、その関係性は確認できていません)
理想的な子宮内膜の厚さは8ミリ。
私が通うアメリカの病院でも、8ミリあれば合格。9ミリあれば尚良い。と言われました。日本の病院でも下記の通り言及されています。私が通うアメリカの病院では、排卵検査薬でピークが出ても子宮内膜の厚さが十分でない場合は、エストラジオールの膣錠を挿入することで厚くするという力技を行っていました。
排卵を促す際は、エストラジオールが十分な値で、卵胞径が18mm以上、子宮内膜が8mm以上の状態が理想です。
https://www.hanaoka-ladiesclinic.com/funin/hairan.html
排卵検査薬ピーク時の血液検査の結果

排卵検査薬でピークが表示されると、毎回血液検査になるのですが、その時の結果をまとめました。
排卵期の正常値* | 1回目 ERA検査実施 | 2回目 移植1回目 | 3回目 移植2回目 | |
---|---|---|---|---|
12日目 | 13日目 | 12日目 | ||
エストラジオール | 66~411(pg /ml) | 1095 | 333.5 | 408.2 |
LH | 14.0~95.6(mIU/ml) | 22.3 | 55.2 | 38.7 |
プロゲステロン | 0.8~3.0(ng/ml) | 0.4 | 0.8 | 0.4 |
1回目のERA検査のときのエストラジオールの値が異常に高いのは、エストラジオールの膣錠を服用していたためです。
パッと数値を見ただけではわからないですが、排卵期の標準値と比較すると一目瞭然。ほぼ排卵期の正常値にあてはまっていることがわかります。
まとめ|子宮内膜は1日1ミリペースで成長
サイクルごとに子宮内膜や卵胞の成長速度には差があるようですが、移植の時に大事な子宮内膜は1日1ミリ前後の成長をしているように見えます。
私は12日目か13日目に排卵検査薬がピークを示し、それとともに子宮内膜も8ミリ前後にまで成長していることが多いようです。
データをとっていくと、自分の体のことがわかっていくので嬉しいですね。
もっと手軽に自分の子宮内膜の厚さや卵胞の大きさが家で測れるようになると、もっと妊娠率をあげることができそうですね。
ERA検査の結果をまとめた記事はこちら