不妊治療の体験談

不妊治療の注射器を飛行機に持ち込める?

事情があり、採卵前の卵巣刺激中に、国内線&国際線の飛行機に乗ることになってしまいました。実際に飛行機に乗ってみて、わかったこと&注意したいことがあったので、本記事で紹介していきます。

国内線の飛行機への搭乗

結論から言うと、国内線の飛行機に注射器を持ち込むことができました。チェックインのとき、手荷物検査場を通過するときに、注射器を持ち込みたい旨を伝えます。私は、このときに医者からもらってきた手紙(不妊治療のために注射器を持ち歩く必要があると書かれたもの)を提示しました。ただし、注意点があります。

大量の注射器は持ち込めません。原則、機内で必要なものは持ち込むことができましたが、大量の注射器(旅行中に必要な注射器全部)を持ち込むことはできず、預入荷物にいれるように言われました。不妊治療の薬剤&注射は高額のため、預入荷物にいれることはどうしても避けたかったのですが、羽田空港で航空会社の担当者と1時間ぐらい交渉しても全くダメでした。この交渉を通して学んだことは、高額でなくすことができない薬剤は機内に持ち込み、注射器の針は預け入れ荷物にいれることをオススメします。

飛行機の中で注射をうつことはできました。時間があえば、お手洗いにいってうてば良いのですが、時間によっては着陸や離陸に重なるときもあり、そうしたときは隣がいない窓際の席にアサインしてもらって、なるべくひと目につかない形で注射を打つことができました。チェックインするときに、カウンターの方に事情を話せば考慮していただけることがあるようです。

国際線の飛行機への搭乗

私の経験では、国際線の飛行機のほうが注射器へのチェックは甘いと感じました。ただし、手荷物に注射器や薬剤を入れていると、手荷物検査場でチェックが入ります。そんなときにあると便利なのが、医者からのメディカルレターでした。メディカルレターを見せると、はい大丈夫ですと通してもらえました。

また、アメリカでの手荷物検査場では30個ぐらいの小さな針が入っていても手荷物検査場を通過することができました。日本の国際線の手荷物検査場では、国内線での失敗をもとに、薬剤と必要最小限の注射器だけを手荷物にいれて手荷物検査を通過することができました。

なお、国際線の飛行機では、フライトアテンダントの方にお願いして、飛行機内の冷蔵庫に保管していただくことができました。しかし、これも薬剤がなくなるリスクがあるので、信頼できる日系の飛行機会社であれば大丈夫でしたが、米系の飛行機会社に乗ったときには不安だったので、飛行機内の冷蔵庫への保管依頼は行いませんでした。

不妊治療中に飛行機に乗る際にあると便利なもの

メディカルレター

航空会社のチェックインカウンターや手荷物検査場で、注射器を持ち込むことが必要なことをしめすために、あると便利です。ぜひ主治医から、英語でも日本語でもいいのでメディカルレターをもらっておくことを強くオススメします。

保冷バッグ

薬剤にもよりますが、私が利用している多くの薬剤は要冷蔵。私も飛行機での旅行が決まったときに、急いで保冷バッグを買いに行きました。ぜひ小さめのコンパクトや保冷バッグを用意しておくことをおすすめします。

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保冷剤

薬剤が入った保冷バッグを冷たく保つためにも保冷剤は必須。長時間の移動にも耐えられるように中程度の保冷剤を用意しておくことをおすすめします。

なお、急速冷却材は飛行機への持ち込みはNGだと書かれているのをある航空会社のチェックインカウンターでみかけました。私も実際に使用した冷凍庫で凍らせておくタイプの保冷剤を強くおすすめします。

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まとめ

結論から言うと、国内線・国際線ともに、糖尿病患者のインシュリンと同じように、不妊治療に必要な薬剤や注射器の持ち込みは可能です。ただし、量が多いと物言いがつくので、できれば凶器にもなりえる注射器や針の機内持ち込みは最小限にして、高額な薬剤は保冷バッグにいれて機内への持ち込みがオススメです。