不妊治療の体験談

#8 コロナと失業をのりこえて、不妊治療をついに再開!

こんにちは。アメリカ在住のアラフォー「りんりん」です。

実は、今、アメリカで不妊治療を受けています。

まさか自分が不妊治療をうけることになるとは思っていませんでしたが、紆余曲折を経て、今は大金をつぎ込みながら不妊治療を受けています。

ここでは、私と同じように不妊治療を海外で受けようと思っている人向けに、リアルタイムで私の不妊治療の様子を紹介していきたいと思います。

3月に初めての顕微授精をしようと準備していましたが、コロナ発生で突然の中止に!そこから、治療を再開する決心をするまでについて綴っていきます。

コロナ発生で治療が中止に!

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夫のジカ熱感染の可能性が晴れる3月末に、最初で最後の不妊治療、しかも顕微授精(IVF+ICSI)に挑戦しようと、先生とも合意して、エストラジオールを飲み、自己注射の材料も一部用意していたのですが…。

もうあと1週間で自己注射を開始するというところで、私が住んでいたアメリカでも、3月中旬に非常事態宣言が発令。

それに伴い「麻酔医がすべてコロナ患者の対応に駆り出されるので、不妊治療はすべて延期することになりました」とナースから電話がありました。

正直、コロナがどんなものかもわからないときに、外に出ていくのも怖かったし、アラフォーを過ぎた当時でも、「あわよくば自然妊娠で子供ができればそれがいいのでは」という気持ちがあり、中止になって残念な気持ちが3割、ホッとした気持ちが7割でした。

3月からは、自然妊娠ができればありがたいと、アメリカの排卵検査薬(不妊治療の病院から指定されたのは「クリアブルー」)を使って毎月チェックしトライするものの、なかなか妊娠できず…。

やっぱりアラフォー過ぎていると、AMHがそこそこ高くても自然妊娠は難しいのかと思いはじめたのが半年後でした。

夫の失業も重なり治療再開の決心がつかなかった7ヶ月

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少しタイミングは前後しますが、夫が仕事を変えると決心したのが年末。

2〜3ヶ月もしたら、新しい仕事を見つけることができると思っていたのですが、突然のコロナパンデミック。

1月からはじめた夫の転職活動も3月を堺にパッタリと止まってしまいました。

本当にパッタリと面接の誘いがゼロに!

かかってくるリクルーターらしき人からの電話はすべて詐欺まがいの電話ばかり。

りんりん

コロナ禍での転職は厳しいなと感じました。

当面はこの物価がバカ高いカリフォルニアで、私の収入だけで家族を支えていかなければいけない、そして私の仕事もいつまで続くかわからないという不安があり、当面の生活資金も安定していないのに、高額な不妊治療に踏み出すことができませんでした。

節約生活を続けること半年。

あと1年ぐらいは厳しいなと思っていましたが、ある会社との縁があって夫の転職が決まったのが10月。

これは本当にラッキーでした。

夫の転職をきっかけに、不妊治療を再開しようと夫婦で決心しました。

高額な不妊治療だし、保険も一生のうち150万円までしかカバーしてもらえないとのことだったので、やるなら一回だけ。

しかも自分の細胞は老化していくだけなので、一刻も早いほうがいいと思い、不妊治療の病院に連絡し、治療の再開をお願いしました。

いよいよ治療開始!アメリカの不妊治療スケジュール(ステップ)は1サイクルが2ヶ月

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病院に治療再開をしたい旨を連絡したのは9月末。

コロナがまだまだ落ち着いていなかったので、病院側も人数制限をしているとのことで、連絡をしてもすぐに始められないとの回答が返ってきました。

しかし、次のサイクルからであればOKとのことだったので、10月にエストラジオールを摂取して身体を整え、11月採卵のサイクルでお願いしました。

ナースから連絡があった治療スケジュールはこちら。

10月は排卵検査薬で排卵のサインがでたら、5日後からエストラジオールを摂取して身体の準備を整え、11月の生理2日目から排卵誘発剤の自己注射を開始、採卵するスケジュールになっています。

■This menses: October period
+ Cycle day 1-Call with cycle day 1
+ Cycle day 9-Begin Urine LH testing, ( cycle day 9), Call Nurse with POSITIVE LH SURGE 
+ TBD-Start Estradiol 2mg, 1 tab TWO times daily by mouth, 5 days after positive LH surge. 


■Next Menses: November period:
+ Cycle day 1-Call to update your calendar and start you meds.
+ Cycle day 2-Injections begin on Cycle Day 2. Continue injections until instructed to stop. 
+ Ultrasounds visits will continue every 2-3 days until estimated date of retrieval
+ Estimated Date of Retrieval: To be determine
-You will also need a designated driver to drive you home and a responsible adult to stay with you for 12 hours post procedure
-You CANNOT drive, take a taxi, Uber, etc.

治療にあたって、下記の検査やクラスのアポをとるように言われました。

コロナ検査、ナースからの概要説明&注射のうち方講座、治療や妊娠前遺伝子検査に関する医師との面談が予定されています。

クラスはすべてZoomによるオンライン講座

こういったIT化がすすんでいるところは、アメリカは本当にうれしい。

働いているとオンライン講座のほうが移動の時間が節約できるので、スケジュール調整がしやすく本当に助かります。

■Appointments needed this cycle:
+ Covid testings for you and partner
+ IVF Orientation and Injection Training Class via WebEX
+ Baseline Ultrasound and Consent signing via Telehealth visit(夫同伴)
+ Genetic Counselor appt via Telehealth visit

これらのクラスは私だけで出席してもいいのですが、基本的には夫にも「自分ゴト」として捉えてほしいので、夫にもお願いしてこれらのクラスに一緒に出席することにしました。

夫の協力なくして不妊治療は大変です。

絶対に夫を巻き込むのが大切だと思います!

まとめ|コロナ休みを乗り越えて、ゆるく妊活を再始動!

コロナで7ヶ月もお休みした不妊治療。

あわよくば、お休み期間に自然妊娠できれば節約できるのにと淡い期待を抱いていましたがダメでした。

アラフォーには厳しいのかなぁ。

家計的にも少し安定してきたタイミングで不妊治療再開の決心がつきました。

本当は、1日でも早く始めなければいけなかったのですが、やはり目先の生活のことが気になって、不妊治療に踏み出せませんでした。

でも、これもご縁かなと思っています。

子供は欲しいけど、できたら嬉しいし、できなかったら仕方ない。

コロナでこうした中断もそういう運命だったのかなって思うようにしています。

妊活にストレスは禁物!なるようになれ〜ぐらいの気持ちで、ゆるく妊活を始動していきます。