アメリカの不妊治療クリニックで高刺激法での採卵を経験しました。
私がおこなった採卵は、高刺激のIVF。採卵後はICSIで受精、胚盤胞をPGT-Aする治療を行いました。採卵まで病院への通院回数も多くスケジュール調整が大変だったので、自分への備忘録もかねて採卵スケジュールをまとめました。
アメリカ不妊クリニックでの治療スケジュールの概要
私の治療は2ヶ月で1サイクルの採卵とするスケジュールでした。1ヶ月目は、エストラジオールや妊婦用のビタミン剤を飲んで体を整えるサイクル。2ヶ月目に、生理開始直後から自己注射を行い、排卵日前後に採卵という流れで治療が行われました。
コロナ禍で先生との面談は基本オンラインで行われたので、通院回数は計7回。うち1回はコロナにかかっているかを調べるPCR検査でした。
1ヶ月目の治療スケジュール
1ヶ月目は、ほとんど通院が必要ありませんでした。
このサイクルを行う前に、自己負担分のお金を振り込んでおく必要がありました。
- Day 1:不妊クリニックに電話連絡
- Day 9:早朝の尿で排卵検査薬を利用開始(排卵検査薬の体験談はこちら)
- Day 11:排卵検査薬でLHサージを確認して、病院へ電話連絡(治療の体験談はこちら)
- Day 16:エストラジオールの錠剤を1日2回接種開始(治療の体験談はこちら)
その後は、次の生理がくるまでに自己注射の発注とトレーニング、採卵治療に伴う様々な書類へのサインを完了しました。とにかく自己注射の発注作業は慣れない英語で難しい単語でのコミュニケーション。大変でした。自己注射の費用は発注の様子はこちら。
- 排卵検査薬(病院からおすすめされた排卵検査薬はクリアブルー)
- エストラジオール(処方箋で処方される薬)
2ヶ月目の治療スケジュール
2ヶ月目はいよいよ本番。生理開始後2日目から朝晩の自己注射がはじまり、さらに8日目から卵胞が18ミリに到達するまで、病院に2〜3日おきに通いました。とにかく、このときがスケジュール調整が大変。自己注射と通院でストレスが最高潮に。
採卵スケジュールはその時々によってかわるので、私が経験した2回分の採卵スケジュールを紹介していきます。
2回めの採卵は1回めよりは自己注射の期間がすくなくて少しだけ助かりましたが、最後の最後に怒涛の超音波検査が続きました。
- Day -8:コロナPCR検査
- Day -4:超音波検査
- Day 1:生理開始
- Day 2:リュープリンを朝晩開始(1日2本)
- Day 4:リュープリンに加えて卵巣刺激の注射を追加(1日5本)
- Day 8:超音波検査
- Day 11:超音波検査・コロナPCR検査
- Day 12:超音波検査
- Day 13:超音波検査
- Day 14:超音波検査・コロナPCR検査・トリガーショット
- Day 16:採卵
採卵が終わると、ひとまず通院は不要になります。採卵の翌日に病院から受精結果の通知、1週間後に胚盤胞への成長結果の通知、そして2〜3週間後くらいにPGT-Aの結果通知といった具合にドキドキする連絡が続きます。
- 自己注射用のキット(病院から処方されたものを購入)
- 痛みが気になる方は塗り麻酔
- 排卵検査薬(病院からおすすめされた排卵検査薬はこちら)
まとめ
アメリカでの高刺激のIVFを経験して、2ヶ月目は生理開始後1週間くらいから10日ぐらいは通院がかなり頻繁になるので、スケジュール調整が大変だなと感じました。すべては卵胞の育ち具合によって決まるので、ほとんどコントロールできないのが辛いところ。忙しくなりそうな時期は避けての通院を強くおすすめします。